7月の米CPI、予想より緩やかな2.7%の上昇──コア指数の3.1%の上昇は期待外れ | CoinDesk JAPAN（コインデスク・ジャパン）

• 7月の米消費者物価指数（CPI）は前年比2.7%上昇した。これは予想を下回るものであった。
• しかし、コア指数は予想を上回り前年比3.1%上昇した。
• このニュースを受けて、ビットコインは小幅に上昇し、11万9000ドル弱となった。

7月の米国のインフレデータはまちまちの結果となり、総合指数は予想よりも良かったが、コア指数は予想よりも速く上昇した。

米労働統計局によると、7月の米国の消費者物価指数（CPI）は前月比で0.2%上昇した。エコノミストの予想は0.2%であり、6月の上昇率は0.3%であった。

前年比では、CPIは2.7%上昇した。伸びは前月からは横ばいで、予想の2.8%を下回った。

食品とエネルギーを除くコア指数は、前月比で0.3%上昇した。これに対し、予想は0.3%で、6月の上昇率は0.2%であった。前年比では、コア指数は3.1%上昇し、予想の3%と6月の2.9%を上回った。

CMEのFedWatchツールによると、このデータは予想から大きく外れていなかったため、早くも9月に実施される可能性のある米連邦準備制度理事会（FRB）の利下げへの期待を下げるには至らなかった。

データ発表前に市場が予測した確率は84%であったが、このまちまちなデータが発表されてから15分後、その確率は90%に上昇した。

このデータの発表前には、トレーダーが短期のプット・オプションで下落リスクをヘッジしていたため、ビットコイン（BTC）は11万8500ドル付近で取引されていた。発表から数分後、ビットコインは非常に小幅に上昇し、11万9000ドル弱となった。

伝統的な市場では、CPI発表後、米国の株価指数先物が上昇し、ナスダック100とS&P 500はそれぞれ約0.6%高くなった。ドルは少し下落し、米国債10年物利回りは3ベーシスポイント下落して4.26%となった。

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